税理士になるには、国家資格試験である税理士試験に合格する必要があります。税理士試験は、弁護士試験、公認会計士試験に次ぐ難易度の高い国家資格試験です。税理士試験は毎年8月上旬に実施され、合格発表は12月中旬に実施されています。試験科目は、簿記論及び財務諸表論の会計科目の2科目と所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、国税徴収法などの税法科目から3科目を選択し、合計5科目に合格する必要があります。また、税務署等に長年勤務し一定の研修等を受講した者や大学院で税法や会計学の研究を行い博士論文等を作成した者などには、試験科目の全部又は一部が試験免除になる場合があります。税理士試験は、5科目全てを一度に合格する必要はなく、科目毎に合格制を採用しています。